もやし
いつものようにお姉ちゃんのぱんつを口に詰め込んでモゴモゴしていたら、
その様子をたんすの陰から、悲しそうな目でお姉ちゃんが見つめていた。
「を、ををーをん(あ、お姉ちゃん)!」って声を掛けると、
ヒタヒタと漏れの元へ歩み寄ってきたお姉ちゃんに抱きしめられて、
「○ーくん、かわいそう……」って頭を撫でられた。
……なんだか本当に自分がかわいそうな気がしてきた。
そしたらお姉ちゃんが、
「○ーくん、ぱんつが食べたいのに食べられないんだよね……。
でもお姉ちゃんがちゃんと食べられるようにしてあげるから!」だって。
なーんだ、そういう“可哀想”だったのか。
てっきり『人として可哀想』とか、
『これで生きているなんて可哀想』とか、
『ヒト科全体の偏差値をこいつ一人で20点は下げてて可哀想』とか、
そういう意味なのかと思ってしまった。
危ない危ない。もっと自分に自信を持たなきゃ。ファイト。
だいたいお姉ちゃんのぱんつは綿100%だからセーフなんだよね。
ポリエステル製のぱんつ食う奴は変態だけど、漏れはセーフ。
そんなこんなで、お姉ちゃんは漏れの口からぱんつを引っ張り出して、
その辺りに散らばっていたぱんつも一緒に鍋へ放り込むと、
「お姉ちゃんがんばる!」って、
とびきりの笑顔とガッツポーズを見せてくれた。
漏れのためにありがとうお姉ちゃん。でも、どうやって……。
まさか圧力鍋で煮込んでぱんつを柔らかくするんとか……。
そんなことを考えていると、
お姉ちゃんは鍋に詰めたぱんつへ水を注ぎ、
そこに大豆をばら撒い……そうか!!
お姉ちゃんはぱんつでモヤシを育てる気だ!!
さすがお姉ちゃん!
これならモヤシを収穫したあと、
ぱんつは洗ってまた穿けるしね!!お姉ちゃん頭いい!!
それから一週間後、
お姉ちゃんはおいしいモヤシ炒めを作ってくれました。
とってもおいしかったです。
ぱんつを食べるっていっても、なにもそのものを食べることはないんだね。
モヤシだってぱんつで育てれば、
ぱんつの魂を受け継いだ立派なぱんつなんだものね!
わかったよお姉ちゃん!漏れ、やっとわかった!
とは言っても時々ぱんつそのものも頬張るけど。
これは今から4年前の話。
そして今でも我が家の食卓に並ぶモヤシは、
お姉ちゃんがぱんつで育ててくれたたモヤシなのです。
あとカイワレも。
その様子をたんすの陰から、悲しそうな目でお姉ちゃんが見つめていた。
「を、ををーをん(あ、お姉ちゃん)!」って声を掛けると、
ヒタヒタと漏れの元へ歩み寄ってきたお姉ちゃんに抱きしめられて、
「○ーくん、かわいそう……」って頭を撫でられた。
……なんだか本当に自分がかわいそうな気がしてきた。
そしたらお姉ちゃんが、
「○ーくん、ぱんつが食べたいのに食べられないんだよね……。
でもお姉ちゃんがちゃんと食べられるようにしてあげるから!」だって。
なーんだ、そういう“可哀想”だったのか。
てっきり『人として可哀想』とか、
『これで生きているなんて可哀想』とか、
『ヒト科全体の偏差値をこいつ一人で20点は下げてて可哀想』とか、
そういう意味なのかと思ってしまった。
危ない危ない。もっと自分に自信を持たなきゃ。ファイト。
だいたいお姉ちゃんのぱんつは綿100%だからセーフなんだよね。
ポリエステル製のぱんつ食う奴は変態だけど、漏れはセーフ。
そんなこんなで、お姉ちゃんは漏れの口からぱんつを引っ張り出して、
その辺りに散らばっていたぱんつも一緒に鍋へ放り込むと、
「お姉ちゃんがんばる!」って、
とびきりの笑顔とガッツポーズを見せてくれた。
漏れのためにありがとうお姉ちゃん。でも、どうやって……。
まさか圧力鍋で煮込んでぱんつを柔らかくするんとか……。
そんなことを考えていると、
お姉ちゃんは鍋に詰めたぱんつへ水を注ぎ、
そこに大豆をばら撒い……そうか!!
お姉ちゃんはぱんつでモヤシを育てる気だ!!
さすがお姉ちゃん!
これならモヤシを収穫したあと、
ぱんつは洗ってまた穿けるしね!!お姉ちゃん頭いい!!
それから一週間後、
お姉ちゃんはおいしいモヤシ炒めを作ってくれました。
とってもおいしかったです。
ぱんつを食べるっていっても、なにもそのものを食べることはないんだね。
モヤシだってぱんつで育てれば、
ぱんつの魂を受け継いだ立派なぱんつなんだものね!
わかったよお姉ちゃん!漏れ、やっとわかった!
とは言っても時々ぱんつそのものも頬張るけど。
これは今から4年前の話。
そして今でも我が家の食卓に並ぶモヤシは、
お姉ちゃんがぱんつで育ててくれたたモヤシなのです。
あとカイワレも。

